急な目的地変更
目的地変更というか、キャンプ地を変更した為、この日のゴール地点、すなわち目的地が変わりました。
そもそも明確な目的地なんて無いんです。北海道の道を沢山走る。それが目的なのです。
最初予定していたキャンプ地は羊蹄山のある倶知安町の旭ヶ丘総合公園でした。
ここは無料で、綺麗な羊蹄山も眺める事の出来る場所として人気のある場所です。混んでて入れないのは嫌だなぁと思い変更しました。
キャンプ地もそんなに広くはありません。
炊事場には常連の方々が占拠しています。
無料でフリーサイトなので確実に泊まれるとは限りません。まぁ逆に言えばフリーサイトなのでお隣さんと近くても、設営できれば泊まれるっちゃ泊まれますがw
あと、微妙に傾斜してるんですよね。地味に嫌な傾斜のキャンプです。
そして一番の不快なところはトイレがボットン便所なところ。
無料だし、草も刈られていて整備されていて文句は言えませんが、和式のトイレに穴だけ空いているフリーフォール型のトイレは久々に見ました。いわゆるボットン便所。覗けばブツがあります。(覗くなw)
幼少期の頃、霊園の外トイレがボットン便所だったのを思い出しました。今では綺麗な水洗になりましたがw
もちろんシャワーなんてありませんので、その辺の耐性や代替案を持っているキャンパーでないと、非常に厳しい場所だと思います。
6年前の写真ですが、雨にも関わらず人がいたのでトイレの近くになってしまいました。
風向きによっては香ってくることもありました。
と、まぁ嫌なところばっかり挙げていますが景色は素晴らしかったのも覚えています。
羊蹄山はとてもいい形で蝦夷富士なんて呼ばれているとか。
個人的にはデスマウンテンにしか見えませんでしたがねw
あと良いところは近くにホームセンターがあるところ。
ここで走行中知らない間にぶっ飛んでしまったレインカバー代わりのゴミ袋と、抑えるゴムバンドを買った覚えがあります。
辛い思い出や、トラブルは鮮明に覚えているので、良い思い出として美化してしまうのでしょうね。
ニッカウヰスキー蒸留所
話は逸れましたが、この日の第一目的地であるニッカウヰスキーへ。
駐車場に到着するなり、停車指示され一言。
「予約されていますか?」
と。
設内が見学できると思って行ったのですが、コロナ禍の為、完全予約制とのこと!
利用できるのはお土産屋さんとレストランのみ。まぁ絶対見たかった場所でもなかったし、前回も行ったので、そうだったんだー。程度で済みましたが、行かれる方はHPをよく確認してから行きましょうね。
お土産のウイスキーも6年前と変わっていなかったので購入せず。
代わりにレストランで贅沢しました。
狙うは蒸留所のランチプレート。
お昼に2000円はなかなか出せません。
サラダはこちら。
鰊のスモークのサラダ。ホテルのコース料理のようなお味。
メインはこちら。
これ、メニュー表で見るより大きくてびっくりしました。
直径40cmくらいの大皿できたのでテンションあがりました。
前菜も3種乗っていて、小さいのでおなか一杯にならずに色んな味を楽しめました。
バーガー2つは余市産のカツサンドと北海道産の鮭フライサンド。
カツも柔らかく、ソースのクオリティも高く、ボリュームもあって大満足。
ミニシェパーズパイも大変美味しく、最後までとっときながら食べました。(美味しい物は最後に食べる派)
デザートとコーヒーも頂き、これで2000円は妥当、むしろ安いのではないか?と思えるほどのクオリティでした。(個人の感想です)
参考までに他のメニューも少し
おなか一杯で次へ向かいます。
神威岬へ
端っこを攻めて走るこの旅。
グーグルマップで次の観光地を探していると良さそうな場所が。
積丹ブルーを望める神威岬。
神威(かむい)岬。
NARUTO世代の私は絶対に行かなくてはいけない場所だと思い、向かいます。
カカシ先生とオビトの、かつての友が敵となり・・・・・なんてことはもちろんありませんがw
とまぁ道中面白いネタもなかったので、さくっと行きます。
女人禁制の地だった場所みたいですね。門にそう書いてありますから。
横の説明書き?の看板は読んでいません。そもそも説明書きだったのだろうか。
勉強嫌いはこういうものは読みませんw
積丹ブルーはしっかり堪能することが出来ました。
先まであるくと20分。往復小一時間は階段や足場の悪い道を歩くのでしっかりとした靴を履いていくのを強くオススメします。
目的地のふるさとの丘キャンプ場
今夜の宿は予約の出来た蘭越町にあるふるさとの丘キャンプ場
利用料金はテント1張520円。
駐車場有、管理棟有(20:00迄)、水洗トイレ有、シャワー有(有料)、ランドリー有(有料)、ごみは持ち帰り(ただし蘭越町の指定ごみ袋ならОK?)
チェックインは道の駅「らんこし・ふるさとの丘」でチェックイン手続きをします。
支払いを済ませ、設営に向かいます。
結構広いキャンプ場です。
設営が終わり、ランドリーやらシャワーがある管理棟へいってみると管理人の方がおりました。
「どこからですかー?」
や、
「いつまでいるんですかー?」
なんて他愛のない会話をしていましたが、いつになっても他にお客さんの姿が見えず、
「今日って他にお客さんいます?」
と聞いてみると、
「いえ、貸し切りです(ニコ)」
とのこと。
多すぎるのも嫌ですが、誰もいないキャンプ場もなかなか怖いものです。
「20:00まではおりますので何かあったらいつでも声を掛けてください」
と、とても親切丁寧な管理人さんです。
そして本日の夕飯はローソンで買った、もつ鍋とちゃんぽんw
誰も使わないベンチとイスをお借りして、一人宴会のスタートです。
今日は私一人ですが、恐怖に負ける前に酒で寝る作戦です。
あ、いやお友達が出来たんだった。
事件が起きたのは19:30過ぎ。
誰もいないハズのキャンプ場に複数の人間が来ました。
(え?泥棒?)
でも感じ的には家族連れ。
(いやいや、勝手に入ってくるなだし!)
私はとっさに携帯のライトを付け、気づかせる為にわざとその人たちに向かって揺らします。
その時、管理人さん登場!!
穏やかな口調で
「予約はされていますか?本日ご利用ですか?」
と話しかけます。
家族連れは虫を捕りに来たらしく、キャンプ場利用者ではない様子。
管理人さんは
「予約されている方のみのキャンプ場です。利用されている方のご迷惑となるのでお帰りください」
ときっぱり、丁寧に追い出してくれました。
私一人しかいないキャンプ場なのに、毅然とした態度で追い出してくれました。
この対応には遠くから一人で拍手をしてしましました。
誰もいないハズのキャンプ場の人影ほど恐怖はありません。
素晴らしい神対応でした。
もし次また北海道行くことがあったら、是非利用したいキャンプ場になりました。
続く。